Erik Satie - Relache

スタンレーの魔女 / SeanNorth

魔女が、スタンレーの魔女が笑っている・・・。

冒険好きの若者がパイロットになりました。
しかし時代は第二次世界大戦(太平洋戦争)の真っただ中です。
若者も爆撃機に乗り出撃します。
ここで若者は、冒険小説で夢にまでみたスタンレー山脈を越えていきます。感激のあまり喜ぶ若者。
しかし帰途の途中、敵戦闘機の攻撃を受けエンジンの片方が停まってしまいます。
なぜかとどめを刺さない敵戦闘機。若者は敵のパイロットは片方のエンジンでスタンレー山脈を越えれないことを知っているのだと悟ります。

若者は傷ついた爆撃機で必死にスタンレーを越えようとします。
越えてやる、絶対に越えてやる・・・。
そしてついにスタンレーを越えることが出来ました。
喜び後ろを振り返る若者ですが、爆撃機の中は空っぽ。
そう一緒に乗っていたクルーたちは、爆撃機から全員飛び降りて重量を軽くしたのでした。
「みんなで越えなきゃ何も意味がないじゃないか、ちきしょー」・・・。

若者が見たものは、彼を笑うスタンレーの魔女でした。
魔女が、スタンレーの魔女が笑っている・・・。

漫画家の松本零士さんの「ザ・コックピットシリーズ」(戦場マンガシリーズ)の第一作目作品、「スタンレーの魔女」です。
これは2006年スペースノイドによって舞台化されています。
この舞台の音楽はシャーンノース (SeanNorth) のメンバーが担当しました。彼らの曲「スタンレーの魔女」はミニアルバム「HOME」に収録されています。
アルバムはこちらで視聴できます。