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グーグル、自律走行する「ロボット車」を開発 公道で試験走行

【10月12日 AFP】米インターネット大手グーグル(Google)は9日、自律的に走行する「ロボット自動車」を開発し、すでに米カリフォルニア(California)州の公道で走行実験を行っていることを明らかにした。

 グーグルのエンジニア、セバスチャン・スラン(Sebastian Thrun)氏は同社の公式ブログで、自動車の安全性と効率の向上は現代の大きな問題になっていると指摘し、自動車の利用法を根本的に変えることで交通事故防止、渋滞の解消、二酸化炭素排出量の削減に貢献することを目指して自動車の自律走行技術を開発したと説明した。

 グーグルのロボット自動車はすでに22万5000キロ以上を走行し、これはロボット研究の歴史のなかで初めてのことだとしている。開発には米国防総省の高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency、DARPA)が主催したロボットカーのレースに、カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)やスタンフォード大学(Stanford University)のチームの一員として参加したエンジニアたちも参加した。

 スラン氏によると、同社のロボット自動車は、自動車で収集した情報に基づいて作製した詳細な地図(地図情報収集車は人間が運転した)を利用しつつ、ビデオカメラ、レーダーセンサー、レーザー測距器でほかの車を「見ながら」自律走行する。訓練を受けた技術者が乗り込むほか、不測の事態に備えて運転席には運転手が座っているという。(c)AFP